『将来のテンバガー候補』Vol.1 Yalla

『将来のテンバガー候補』

今回は初めてブログで具体的な個別株について書きます。

この企画は去年IPOした会社の中でも今年すんげえ!化けた企業がありすぎるので今年も探せば出てくると信じて探してみよう!というものです。

今年IPOの銘柄を載せたサイト(ここから抽出しました。)https://fore-view.net/mkbs/ipo-usa/

ちなみに2019IPOでは
IPO初値で買っても現時点(10/19場内)で
$ZM 9.5倍(ピカピカの王者👑)
$ lvgo 3.8倍
$ net 3.2倍
$ FSLY 3.9倍(暴落前5.9倍)
$ bynd 2.8倍
$ crowd 2.2倍
$ pin 1.9倍

こんだけ伸びている会社や

株価はIPO初値よりは下落しても今後に期待できる以下の有名企業があります。
$work -12%
$uber -18%
$lyft -68%www

(〜倍、%は10/19場内の株価を参考に四捨五入)

※UberとLyftは期待値が高すぎたのでIPOエントリーには「割安性」を重要視したいところ。

で、本題のここまでの2020IPO企業(選抜)まとめ

✅リスクはさておきボラ高くてその代わり株価の急騰が期待できるもの

9月Yala(UAEドバイ、SNS)

9月snowflake(us SaaS)

9月gdrx(🇺🇸 製薬サイト、遠隔医療)

9月Frog(🇺🇸 SaaS)

7月NCINO(🇺🇸 金融+ソフト:銀行×コンサルのイメージ)
おもしろい!!!!

6月agora(china、IT:ビデオ音声通話、ライブ配信)
agoraCEOはzoom CEOエリック=ユアンと同じくシスコでWeb EX製作に携わった経験!!

6月zoom info(🇺🇸 SaaS、CRMメイン)

✅IPOには珍しくリスク少なくて緩やかな成長望める
RPRX(🇺🇸 製薬投資)

✅株価の値動きはともかく、IPOにしてはリスク少なく、高い成長も見込める
8月XPEV(china、EV)

9月Unity(🇺🇸、3D、ゲーム、VR)

急成長は微妙だけど見ときたい
8月rocket(🇺🇸、金融、住宅ローン)

※1〜5月はコロナの影響で不景気なこともありそもそもIPOがとても少なく、なけなしのIPOした企業の中にも個人的にめぼしいものはありませんでした。

それぞれの会社の分析を書きますが、がっつりやると11社もありブログが卒論並みになるため概略です。最後に選抜した11社のなかでも特に注視したい2~3社を選びます。

第一弾はYallaです。

9月Yala(UAEドバイ、SNS)https://www.yallatech.ae/

Yalla - Group Voice Chat Rooms アプリランキングとストアデータ | App Annie

Yalla Group Ltd(イエーラグループ株式会社、ティッカーシンボル)はUAEのドバイに本社を置く「中東向け社交アプリ」の開発を行っている企業です。当社HP”ABOUT US”の記載は

Headquartered in the United Arab Emirates, Yalla Group Limited (NYSE:YALA) is a social networking and entertainment platform dedicated to providing people who share similar cultural backgrounds from MENA with superior online social experiences.

人口が拡大し、成長著しいMENA(Middle East and North Africa:中東北アフリカの略称)地域を対象にしたSNS、エンターテイメントプラットフォームです。

設立は2016年とかなり最近。4年でNYSEに上場を果たすのはかなりのやり手。素晴らしい成長力とスピード感があります。CEOは楊濤氏。共同創業者でCOOは許剣峰氏。来ましたね中国人。最近、すごいハイテク企業のCEOが中国人、中国系であることが多いです。中国人おそるべし。

CEO楊濤氏の経歴

中国の国有通信機器大手の中興通訊(ZTE)に10年以上勤務し、UAEのアブダビの現地法人総経理(社長)を務めた経験がある。COOの許剣峰氏はZTEの同僚。

会社概要と事業内容

ドバイ本社は営業、マーケティング、カスタマーサービスを担当。プロダクトや技術の開発は杭州で行われている。深圳は財務や総務などの機能を担う。まさに中国の息がかかった企業。大量のチャイナマネーが投入されている。テンセントの資本力で東南アジア地域にeコマースの覇権を握ったSEを思い起こさせる。主力事業である音声チャットルームの「Yalla」とオンラインゲームの「Yalla Ludo」を提供。2020年Q2(4~6月)期のMAUは1250万人。(*FYI:facebookはMAU30億人弱) また、社全体のMAUの40%を超える540万人が有料ユーザーMENA地域の主要10カ国の総人口が2億4700万人でこれからも人口増が見込まれることから未開拓市場はかなりあり、今後の成長も十分見込めます。MENA年齢中央値は29.8歳であり、とても若者の割合が高い地域であることがわかります。FYI:アメリカは38.5歳、中国は38.4歳、日本は48.4歳。日本は世界で最も高齢化が進んだ国。

「Yalla」について

多様な言語を有する地域であることから様々な言語別のボイスチャットグループがあります。もちろんLINEのオープンチャットのようにトーク内容の趣旨別でも分かれています。対応言語は8言語でアラビア語、トルコ語、英語、インドネシア語など。中国語は含まれていない。

財務的な分析

IPO後、初の決算が出ていないので、コンセンサスはなく詳細はそれを待つことに。

PL

通期の売上は2019でY/Y+50%。半年間の売上では最新版2020.1~6月でY/Y+100%。(小数第一位を四捨五入)

当期純利益は通期の売上では2019でY/Y+40%。半年間の売上では最新版2020.1~6月でY/Y+120%。

売上高純利益率は2019→2020で43%→48%と利益率も上昇。同営業利益率は43,3%から47,8%に。

ハイグロ、しかも創業5年目でこれはすごい。チート。

FYI 売上高純利益率について

サービス業の平均は4%前後。小売業の平均は2~3%前後。卸売業は3~4%前後不動産業の平均は7~8%前後。銀行業全体の平均は10~15%。ハイテク企業(SaaSは収益化が見込めれば高いがグロース途中では初期投資がかさみ赤字が常)

同じSNSのFacebookの売上高純利益率は26,2%、Twitterは42%、Snap-60%、Pinterest-33%

営業利益率はFB34%、Twitter10.6%、Snap64%、Pinterest-35%(数字はすべて2019期末)

です。

IPOの主幹事は?

IPOをした企業の主幹事を見ることでその企業のランク付けがある程度わかります。例えば主幹事がゴールドマン・サックスや、モルガン・スタンレーであると注目に値するということがわかります。投資銀行もビジネスですから、もちろん良い企業であればあるほど良い投資銀行がつくということです。

Yallaの主幹事はYalaのHPのIR→News Releaseshttps://ir.yallatech.ae/2020-09-30-Yalla-Group-Limited-Announces-Pricing-of-Initial-Public-Offeringのページに”Morgan Stanley & Co. LLC and Haitong International Securities Company Limited are acting as joint bookrunners for the offering. ”とあります。

競合他社

同じく中国のライブ動画配信サービス大手の歓聚集団(JOYY)が2018年に立ち上げた社交プラットフォームの「HAGO」(ハゴ)は世界33カ国で展開し、2020年4~6月期のMAUは3170万人に達した。目下の主力市場である東南アジアを足場に、勢力を中東地域に広げようと虎視眈々と狙っている。まだ実際に競合はしていないが、今後注視する必要あり。Yallaはボイスチャットなので他のFB、Twitter、TikTok、Snap、PinのようなSNSとは厳密には違う領域でありマーケットのすみわけはできており、SNSのありようは多岐にわたるうえ、仕様用途も異なるが、「人々に与えられた自由な時間」は有限であるから懸念材料の一つであろう。

買うならどのタイミングで買う?

投資判断は読者それぞれの意思決定にゆだねられており、助言するまでもないが、企業価値と現在の株価のバリュエーションから様々な指標が示す「マルチプル」に着目する必要がありそう。

一つ付け加えていうなら、良い会社であることと株価の成長率は必ずしも比例するものではない。例えば決算でよくあるのは普段から90点をとっている企業がコンセンサスの90点上回る100点の計算を出したときのインパクトよりも普段70点位の企業が90点のインパクトの方が強く、その分株価が伸びるケース。すなわち、長期投資においてリターンを伸ばそうと思えば世間との評価とのギャップが必要であり、世間からの評価は低いが、いや実際は、凄いんだと自分は確信している企業のような、ある意味逆張りした投資判断が必要になることが多い。もちろん、順張りで利益は出せるが、Yallaはもともとのデータがかなり良いだけに、「テンバガー」のような爆益といった点でこの銘柄を選ぶかは人によるかもしれない。zoomやNETがcrowdよりも株価が伸びている点はcrowdがもともと素晴らしすぎたピカピカの銘柄であったことも1つの要因である。一番ピカピカな企業を選ぶのではなく周りがまだ注目していない、磨けばダイヤモンドになる企業がお得かもしれない。ただし、YallaはIPO直後の財務状況がよすぎる事はあるが、知名度といった点では地政学的に低いので十分チャンスはあるかもしれない。

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